お墓参りを頼むためらいに親しみやすい映像で向き合う
新しいお墓参りサービス「ハカミル」。利用への入口をつくるうえで向き合ったのは、便利さだけでは解けない、誰かに頼むことへのためらいでした。生活の困りごとから入り、ポップなアニメーションと声でサービスへの距離を縮めています。
必要としている人が利用を考えられる伝え方にする
忙しさや帰省の難しさから、お墓参りに行きたくても行けない人がいます。一方で、代わりに誰かへお願いすることには、心理的な抵抗も生まれます。機能の便利さだけを強く訴求すると、その気持ちを置き去りにしてしまいます。
願と日本石材センターによるハカミルの紹介では、まず利用者の日常に目を向けました。行けない事情に共感できる場面を用意し、その先でサービスを知ってもらう。受け取る人の気持ちに沿った順番を大切にしました。
「行けない」に寄り添うことをサービス紹介の出発点に
予定や距離といった暮らしの具体的な場面を描き、代わりに頼む選択肢へとつなぐ。供養を扱う真摯さを保ちながら、映像に触れるときの重さを和らげる表現を選びました。
表現に込めた考え
機能の前に利用する人の生活を描く
帰省できない、時間が取れない。サービスが必要になる理由を、生活の中の場面として見せています。人物や家、予定を表すカレンダーを使うことで、説明文を読んで理解するよりも先に、自分にもある状況として受け取れる入口をつくりました。
「代行」という言葉だけでは伝わりにくいのは、利用者が何を大切にしているかという部分です。日常の事情から入ることで、依頼する行為を、気持ちを届けるための選択肢として考えられる流れにしています。
見た目と声の両方で心理的な距離を縮める
イラストと動きは、明るくポップな方向へ。人物の表情や画面のリズムを通じて、サービスについて身構えずに知ってもらえるトーンをつくりました。暗さや重さに寄りすぎないことが、紹介映像の入口として重要でした。
ナレーションにも少しクセのある親しみやすい声を組み合わせています。デザイン、アニメーション、ナレーションを別々に考えず、全体で一つの温度感にそろえることで、利用への抵抗感を和らげるという狙いを表現に落とし込みました。
利用場面まで見せて次に考えることを具体的にする
サービスを知った後、自分ならどんなときに頼むだろうか。予定を示すカレンダーなどの身近なモチーフは、その想像を助ける役割も担います。仕組みを伝える画面の中に、利用する人の生活との接点を残しました。
便利なサービスの紹介でありながら、判断する人の気持ちが中心にある。ハカミルでは、その順番を守るために、映像の構成と表現のトーンを一緒に設計しています。
SCENES
PROJECT FACTS
この事例で
つくったもの
制作内容と、公開作品から確認できること。
- クライアント
- 株式会社願 / 日本石材センター株式会社
- 制作内容
- ハカミル
- 担当・提供範囲
- デザイン構成 / アニメーション / ナレーション
- 表現・用途
- サービス紹介 / キャラクターアニメーション / ナレーション
- 作品から確認できること
- 「ハカミル」のサービス紹介アニメーション。お墓参りを代わりに行うサービスを、暮らしに寄り添うストーリーで紹介しています。
- 制作の課題
- 忙しさなどでお墓参りに行けない人が、代行サービスを利用することへのためらいを減らすこと。ポップな表現とナレーションで親しみやすく紹介しました。
- 公開映像の長さ
- 20秒
成果・数値の扱いについて
この事例では、制作した内容と表現・体験設計を紹介しています。問い合わせ率や売上などの導入効果は、確認済みの実測値がある場合に測定期間・条件と合わせて掲載します。
制作内容の出典:既存の制作紹介を見る
頼むことへの距離を表現の力で縮める
デザイン構成からアニメーション、ナレーションまでを制作。利用する人の事情を起点に、サービスの理解へつながるプロモーション映像に仕上げました。
- デザイン構成
- アニメーション
- ナレーション


