研究の先にある命を描き創薬の仕事と若い世代をつなぐ
名古屋大学発の創薬会社Crafton Biotechnology株式会社。若い人材との接点をつくるために、研究の意義を一人の研究者の物語へと編み直しました。ブランドアニメを中心に、キャラクター、ロゴ、Webへと同じ世界観を展開しています。
知的さと若々しさを備えた創薬会社の姿をどう届けるか
創薬は専門性が高く、その仕事が社会にもたらす価値を、研究に馴染みのない人がすぐに思い描くのは難しい分野です。会社のブランディングと若い人材の採用を見据え、フォーマルな企業紹介から一歩踏み込み、研究する人の想いや未来を感じられる接点が求められました。
そこで焦点を当てたのは、技術の説明に先立って「この仕事に関わる意味」を伝えること。研究の積み重ねが患者の暮らしへと届き、さらに次の世代へつながっていく。その関係を物語として見せる方針を立てました。
研究する人の視点で創薬がつなぐ未来を描く
主人公を研究者に置くことで、視聴者は研究室の中から、仕事が社会へ届いていく過程をたどります。若い世代が自分の将来を重ねられる人物像と、創薬の責任や希望が伝わるストーリーを、ブランドの中心に据えました。
映像の組み立て方
研究室の手元
主人公が研究に向き合う姿から物語に入る。
協業と新薬
複数の機関が関わる研究の広がりを見せる。
患者の暮らし
薬が人の人生につながる場面へ進む。
次の世代へ
時間の経過と希望を残して締めくくる。
人物が物語になるまで
デザイン資料と完成映像を切り替えて、表現が生まれる過程をのぞいてみてください。

主人公の印象を探る髪型や表情を比べながら、前向きで知的な研究者の姿を具体化。

未来までデザインする時間の経過を人物の姿にも重ね、創薬が未来へ続く物語を描く。
人物に時間が流れはじめる完成したブランドアニメの一場面。動きとカメラワークが人物を物語へつなぐ。
表現に込めた考え
研究と患者の間にあるつながりを物語にする
絵コンテでは、研究の手元を映す近い画から始まり、主人公と研究室の全体像へ視点を広げています。続いて、画面を分割して協業機関との連携を描き、新薬が患者へと届く場面につなぎました。研究成果が突然生まれるように見せず、その間にある人や仕事のつながりを映像の順番にしています。
患者が笑顔を見せる場面は、創薬の意味が生活の側から見えてくる転換点です。研究者の時間と患者の時間を一つの物語に置くことで、研究室の中の営みが、誰かの未来を支える仕事として伝わる構成にしました。
若々しさを人物の佇まいまで落とし込む
ブランドとして目指したのは、若々しさと知的さが共存する印象です。アニメーションを選ぶことで、研究者の姿や表情、周囲の色までを一つの意図のもとに設計でき、会社が届けたいイメージを物語の登場人物に託すことができます。
キャラクターデザインでは、主人公の見た目だけでなく、物語の時間が進んだ後の姿も検討しました。時間の経過を感じられる人物を描くことは、創薬が未来へ続いていくというテーマともつながっています。
ロゴからWebまで若々しく知的なブランドをつなぐ
ブランドアニメとあわせて、Crafton Biotechnologyのロゴデザインも制作しました。映像が物語を通じて仕事の意義を伝える一方で、ロゴは社名とともに企業の印象を担います。どちらにも通わせたのは、今回のブランディングで目指した若々しさと知的さです。
ロゴは、濃紺のワードマークに、青のグラデーションを持つ大きな「O」を組み合わせた構成。社名を横切るミント色の曲線が、端正な文字の並びに柔らかさと動きを添えています。落ち着いた文字色と、明るい青・ミントの組み合わせが、このロゴの特徴です。
企業を知る入口となるアニメーションから、詳しい情報に触れるWebへ。ロゴだけ、映像だけを切り離して考えるのではなく、それぞれの接点で同じ企業像が伝わるよう、クリエイティブを一貫して制作しました。
SCENES
PROJECT FACTS
この事例で
つくったもの
制作内容と、公開作品から確認できること。
- クライアント
- Crafton Biotechnology株式会社
- 制作内容
- ブランドアニメ
- 担当・提供範囲
- ストーリー構成 / キャラクターデザイン / ロゴデザイン / ブランドのクリエイティブ
- 表現・用途
- ブランディング / 採用 / ブランドアニメ / ロゴデザイン
- 作品から確認できること
- Crafton Biotechnology株式会社のブランドアニメ。創薬会社のブランディングと採用を見据え、研究の先にある人の暮らしを物語にしています。
- 制作の課題
- 創薬の研究内容だけでなく、その先にある人の暮らしを物語にし、企業への共感と採用につながるブランドの世界観をつくること。
- 制作したもの
- ブランドアニメーション / キャラクターデザイン / 企業ロゴ
- 公開映像の長さ
- 1分00秒
成果・数値の扱いについて
この事例では、制作した内容と表現・体験設計を紹介しています。問い合わせ率や売上などの導入効果は、確認済みの実測値がある場合に測定期間・条件と合わせて掲載します。
制作内容の出典:既存の制作紹介を見る
研究から未来までブランドをひとつに
ブランドアニメのストーリー構成、キャラクターデザイン、ロゴなどのクリエイティブを一貫して制作。映像とWebを通じて、創薬の仕事が人の未来につながる企業像を形にしました。
- ストーリー構成
- キャラクターデザイン
- ロゴデザイン
- ブランドのクリエイティブ


