京都の二つの顔を実写と光の表現で探る
歴史ある建築と現代の建造物が共存する京都。その「文化」と「文明」のギャップを手がかりに、実写とアニメーションの関係を探った自主制作作品「I’ll Understand」。見慣れた街を、異なる視点から見直す映像です。
同じ街に共存する時間の違いをどう映すか
京都には、清水寺や金閣寺のような歴史ある建築と、京都タワーや京都駅ビルのような現代の建築があります。一つの都市の中に並ぶ、異なる時間や価値観。その対照を作品の出発点にしました。
街の景観を記録する実写に、光やグラフィックを加えることで、現実の風景の別の側面を引き出す。特定の商品の訴求にとらわれない自主制作として、実写とアニメーションを組み合わせる可能性を試しています。
実在する街の輪郭からもう一つの風景を立ち上げる
撮影された風景にある形や奥行きを生かしながら、現実にはない光と動きを重ねる。街そのものの魅力と、映像表現によって変わる見え方を行き来する作品にしました。
表現に込めた考え
建物の形をグラフィックの手がかりにする
京都タワーのように特徴的な形を持つ建造物は、光を重ねるための手がかりになります。実写の中にある輪郭を起点にすることで、追加した表現が背景と関わりを持ち、風景の別の表情を見せます。
実際にある建築と、映像で加えた光。その両方が一つの画面にあることで、場所のリアリティを感じながら、日常とは異なる街の見え方に触れられます。
街を見る距離を変えて都市の広がりを描く
一つの建物を眺める視点から、都市を広く捉える視点へ。実写と動くグラフィックを行き来することで、京都を個々の名所だけでなく、異なる風景が共存する場所として見せています。
この作品で試みたのは、現実の風景を素材にしながら、見え方そのものを変えることです。実写の記録性と、アニメーションの自由さが重なるところに、自主制作ならではの表現を探りました。
自主制作で表現の可能性を確かめる
街の建物だけでなく、水辺や灯り、自動販売機のような身近な風景も、光を重ねることで異なる表情を見せます。何気ない場所に目を向け、そこに加える形や動きを考えることが、この作品の実験になっています。
実在する場所の手触りを残しながら、現実にはない光景をつくる。自主制作という場で実写とグラフィックの関係を試し、映像だからこそ生まれる見え方を探りました。
SCENES
PROJECT FACTS
この事例で
つくったもの
制作内容と、公開作品から確認できること。
- クライアント
- 株式会社VARISTA
- 制作内容
- I’ll Understand / 自社作品
- 担当・提供範囲
- 自主制作映像
- 表現・用途
- 自主制作 / 実写とアニメーション / 光の演出
- 作品から確認できること
- VARISTAの自社作品「I’ll Understand」。夜の京都の風景に、光やアニメーションの表現を重ねた映像です。
- 作品のテーマ
- 京都の歴史ある街並みと、京都タワー・京都駅ビルなどの現代的な建造物。その対比を光とアニメーションで表現した自主制作作品です。
- 公開映像の長さ
- 58秒
成果・数値の扱いについて
この事例では、制作した内容と表現・体験設計を紹介しています。問い合わせ率や売上などの導入効果は、確認済みの実測値がある場合に測定期間・条件と合わせて掲載します。
制作内容の出典:既存の制作紹介を見る
実写の向こうに新しい風景を探る
京都を題材に、実写とアニメーションを組み合わせた自主制作映像を制作。歴史と現代が共存する都市を、光やグラフィックを通じて見直す作品にしました。
- 自主制作映像


